禁煙で動脈硬化のリスクを下げよう

禁煙で動脈硬化のリスクを下げよう

 

年齢を重ねるにつれ、からだの衰えが気になってくるものです。
誰でも肌のシワやシミ、たるみなどの目に見える老化には敏感ですが、からだの内側で起こっている老化については意外と意識していない人も多いのではないでしょうか。

 

だけど本当に気をつけなければならないのは、体内で起こる「目に見えぬ老化」の方です。
特に、血管の老化とも言われる「動脈硬化」は、命にかかわる病気を引き起こす原因にもなるもの。十分に注意することが必要です。

そもそも動脈硬化とは?

 

動脈は心臓から送り出された血液を全身に運ぶ血管です。
本来の動脈はしなやかで弾力性があり、中をスムーズに血液が流れていくもの。

 

ところが、加齢などによって弾力性が失われて硬くなったり、血管の内側にさまざまな物質が沈着し血管が狭くなったりして、血液の流れが悪くなることや詰まってしまうことがあります。この状態を「動脈硬化」と言います。

 

動脈硬化が進行すると、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまいます。

喫煙が動脈硬化のリスクを高める

動脈硬化を発症するリスクを高める危険因子には、肥満や悪玉コレステロール、高血圧、運動不足などさまざまなものがあるとされています。

 

中でも危険因子の筆頭に挙げられるのが「喫煙」です。
タバコに含まれる一酸化炭素とニコチンが、動脈硬化を進行させると考えらえています。

 

一酸化炭素は体内の酸欠をおこし血液中の赤血球を増加させ、血栓をできやすくします。その結果、血管障害が起こりやすくなります。また、ニコチンは悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまいます。血小板を固まりやすくさせる働きもあります。
こうして血管が詰まりやすくなってしまうのです。

禁煙で動脈硬化のリスクを下げよう

 

喫煙が血管を老化させる理由がおわかりいただけたでしょうか。
今喫煙している人でも、禁煙することで徐々に血管の弾力性を取り戻し、動脈硬化を改善することにつながります。

 

アイルランドで行われた研究では、禁煙を1年以上継続することで動脈硬化の改善が見られ、10年続けた人には大きな回復が見られることがわかっています。

 

喫煙は健康にさまざまな害を及ぼします。
しなやかな血管を保っていくためにも、禁煙することをおすすめします。