脳の血流で認知症かどうかがわかる「SPECT検査」とは

脳の血流で認知症かどうかがわかる「SPECT検査」とは

高齢化によって、認知症患者は年々増えています。
認知症は単なる物忘れではなく、記憶や判断力などに障害が起こり、生活に支障が生じる状態。
そして、ひとくちに認知症と言っても、その症状はさまざまです。
アルツハイマー型認知症は、物忘れが多く日付や曜日が分からなくなります。
また、動作が遅くなり幻視の症状が出るというレビー小体型認知症など、認知症にはほかにもいくつかの種類があります。

認知症の検査方法

 

認知症かどうかを診断するためには、認知機能が低下してしまった原因を見つけ出す必要があります。
通常の認知症診断では、言語や記憶に障害がないかを確かめたり、運動麻痺や手足にしびれがないかなどを調べたりしていきます。
また、採血、CTやMRIなどを使って調べる場合もあります。
最近では「スペクト検査(脳血流検査)」というものが認知症の早期診断に有効だと言われています。

SPECT検査(脳血流検査)とは

 

 

脳血流検査は脳の画像診断の方法で、SPECT検査とも呼ばれます。
SPECT検査では、脳のどの位置で血流が低下しているのかを調べることができます。
脳の血流低下のパターンによって、まず、患者が認知症なのかそうでないのかを判断できる事があります。

問診や診察では発見できない軽度の認知機能障害や初期の認知症も、脳血流検査でなら見つけ出せる可能性があります。
また、脳のどの部分の血流が滞っているかを検査することで、どんなタイプの認知症なのかも判別することができるのです。

血流検査はどのように行われる?

検査着に着替えて検査室に入り、薬(放射性医薬品)を注射し、あとは横になっているだけなので難しくはありません。
機械を使い、脳をいろいろな角度から撮影します。
所要時間はだいたい30分ほどです。
検査は自己負担になりますが、症状により保険適用になります。
認知症診断に興味がある、気になるという人は、まずはお医者さんに相談してみるとよいでしょう。

認知症の原因にはまだまだ解明されていない部分が多くありますが、認知症のひとつである脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血によって引き起こされます。

青魚に多く含まれる「DHA」「EPA」を積極的に摂ることなどを心がけ、脳梗塞や脳出血につながる恐れのある動脈硬化を予防することが脳血管性認知症のリスクを減らすことにつながると言えるでしょう。