ポリフェノールの中でもレスベラトロールが注目される理由|健康コラム

ポリフェノールの中でもレスベラトロールが注目される理由

「ポリフェノール」という言葉は、健康に良いものとしてすっかり一般的に定着した感がありますね。

ポリフェノールという名前の物質があると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はポリフェノールというのは植物に含まれる色素成分の総称です。

 

ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」や、お茶に含まれる「カテキン」や「タンニン」、大豆に含まれる「イソフラボン」などが有名ですが、自然界には実に5,000種類以上のポリフェノールが存在していると言われています。

 

すべてのポリフェノールは強力な抗酸化作用を持つため生活習慣病の予防などに役立ちます。それに加えて、ポリフェノールの種類によって異なるさまざまな効果が期待できます。

フレンチ・パラドックスとポリフェノール


ポリフェノールと言えば、真っ先に赤ワインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

そもそもポリフェノールが注目されるようになった理由として、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれるものがあります。

 

フランス人は肉やバターなど脂肪分の多い食事を日常的に摂っているにもかかわらず、心臓病による死亡率が低いという傾向がありました。

 

これは、フランス人が日常的に赤ワインを飲んでいることによるのではないかという考察をフランス人の科学者セルジュ・ルノー氏が発表したことにより、赤ワインに豊富に含まれるポリフェノールの健康効果が注目されるようになったのです。

長寿遺伝子を活性化させる「レスベラトロール」


赤ワインには、アントシアニン類やカテキン類、クルクミン類などポリフェノールが豊富に含まれています。中でも特に注目すべきなのが「レスベラトロール」です。

 

レスベラトロールには、長寿遺伝子と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがあると言われています。サーチュイン遺伝子が活性化されることで寿命を延ばすと考えられています。

 

従来、サーチュイン遺伝子は飢餓やカロリー制限によって活性化されることがわかっていましたが、レスベラトロールにもサーチュイン遺伝子を活性化させる働きがあることが動物実験によって明らかになっています。



美容やダイエットにも期待


レスベラトロールには、細胞分裂を行うテロメアの摩耗を遅らせることで、細胞の老化を抑制する働きがあると言われています。このため、細胞を若々しく保つことが期待できます。

 

また、脂肪の蓄積を抑える働きもあるため、肥満やメタボリックシンドロームの予防にも役立ちます。

 

レスベラトロールは赤ワインに含まれることで有名ですが、アルコールの摂り過ぎには気をつけたいところです。安定して摂り続けるにはサプリメントを活用するのも良いでしょう。