さまざまな病気の原因になる「動脈硬化」を予防するには|健康コラム

さまざまな病気の原因になる「動脈硬化」を予防するには
動脈硬化ってどんな病気?

動脈というのは、心臓から送り出された血液を全身に運ぶ役割を持つ血管です。
本来、動脈は弾力性がありしなやかな状態です。
この状態なら、血管の中をスムーズに血液が流れていきます。

ところが、コレステロールなど血液中の脂質が動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、
高血圧によって血管に負担がかかったりといった状態が続くと、動脈は弾力性を失い、
硬くもろく
なってしまいます。これが動脈硬化です。

動脈硬化になると血管が詰まりやすくなり、進行すると心筋梗塞などの心疾患や、
脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こす危険性があります。

動脈硬化の原因は?


動脈硬化は加齢により進行するため、老化現象の一つとも言えますが、食事や運動など
生活習慣の違いによって進行しやすさに大きな差が生じる
ことがわかっています。

動脈硬化を進行させる要因として特に大きいと考えられているのは、血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の増加です。
悪玉コレステロールが増えすぎると、血管の壁に沈着して粥状の物質(プラーク)となって、血管を狭くしてしまうのです。

また、喫煙や高血圧、肥満、運動不足なども動脈硬化の危険因子とされています。

動脈硬化を予防する食生活


動脈硬化の予防には、食生活の見直しや改善が重要です。以下のようなことを心がけましょう。

・3食規則正しく、栄養バランスの良い食事を
不規則な食事は食べ過ぎにつながり、動脈硬化の原因となる高血圧や高脂血症を引き起こしやすくなります。
3食なるべく規則正しく、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

・コレステロールの摂り過ぎに注意
コレステロールは卵や魚卵、レバーなどに多く含まれます。これらの食品を食べ過ぎないように注意しましょう。

・食物繊維の多い食事を
食物繊維、特にこんにゃくに含まれるマンナンや、果物に含まれるペクチンなど
ゲル状になりやすい食物繊維を摂ると、コレステロールが原料となって作られる胆汁酸の便へ
の排せつが増える
ため、コレステロールを減らすことにつながります。

・青魚を食べる
イワシやサバ、サンマなどの青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)には、
血管の弾力性や赤血球の柔軟性を高める働きがあり、動脈硬化の予防に
役立つと言われています。

・抗酸化作用のある食品を摂る
体内に増えすぎた活性酸素は、悪玉コレステロールを酸化させ、動脈硬化を進行させると
考えられています。
ビタミンA、C、Eやポリフェノール類など、抗酸化作用を持つ食品を食事に
取り入れるようにしましょう。

・カルシウム不足にも注意
カルシウムの摂取が不足して血液中のカルシウム濃度が下がると、骨からカルシウムが
取り出され、血管壁にカルシウムが溜まる「カルシウムパラドックス」という現象が起こる
可能性があります。
これも動脈硬化の原因となるため、毎日の食事で十分にカルシウムを摂ることも大切です。

こうした食生活を心がけるとともに、ストレスを避け、適度な運動を心がけることも動脈硬化予防に効果があります。
食習慣や生活習慣を見直して、しなやかで健康な動脈を保つよう心がけていきましょう。