介護リスクも高まる!? 加齢で身長が縮む原因と予防対策|健康コラム

介護リスクも高まる!? 加齢で身長が縮む原因と予防対策

高齢になると、若い頃と比較して徐々に身長が縮む人が多く見受けられます。

厚生労働省の調査によると、40歳代の頃より身長が2センチ以上縮んだ女性は、
介護が必要になるリスクが2倍高くなる
ことがわかりました。
原因として、身長の低下は姿勢が悪くなっていることや骨粗しょう症などにより
起きる場合が多いため、病気にかかりやすくなったり、背骨が折れやすくなったり
することが考えられます。

身長の計測というと10代の成長期に行う印象が強いですが、身長が将来の介護リスクにも
関わるとなると、大人も身長の変化に注目することが大切と言えそうですね。

今回は、加齢に伴って身長が縮む原因と予防対策についてお伝えします。
加齢で身長が縮む原因は?


加齢によって身長が縮む原因としては、以下のようなものが挙げられます。

・水分量の減少による軟骨の厚みの低下
骨と骨の間でクッションのような役割を果たしている軟骨は、加齢により水分量が減少し、
薄くなっていきます。
背骨は約30個の骨が連なってできていますが、その1つずつの間にある軟骨(椎間板)の
厚みが薄くなること
によって、身長が低下します。

・筋力の低下や生活習慣による不良姿勢

猫背や左右に曲がった背骨、O脚やX脚などの姿勢のゆがみは、身長を低くします。
こうした姿勢による身長の低下は高齢の方に限ったことではありませんが、
筋力が落ちた高齢の方により生じやすい問題であると言えます。

・骨粗しょう症による圧迫骨折

骨粗しょう症になると骨が弱くなるため、体重などの圧迫がかかるだけでも背骨が
つぶれ骨折する
ことがあります。
これにより背骨が曲がり、身長が低くなってしまいます。


身長が縮むのを防ぐために心がけたいこと


上記でお伝えした身長低下の原因のうち、水分量の低下により軟骨が薄くなることに関しては、
加齢に伴いある程度は避けられないことだと言えますが、 筋力の低下や骨粗しょう症に
ついては、生活習慣などによって予防対策することが可能です。
以下のような点を意識しましょう。

・無理のない範囲で筋肉を鍛える

加齢によって筋力低下が著しいとされているのが足の筋肉です。
疲れない範囲で散歩したり、日常生活に無理なく取り入れられる体操などを
行ったりすることで、足を中心にしっかりと筋肉を使って筋力を維持するようにしましょう。

・栄養バランスの良い食事

骨の主成分であるカルシウムや、それを効率よく吸収するために必要となる
ビタミンD、マグネシウム、リン、たんぱく質などを食事からバランス良く摂取することが大切です。

・喫煙と過度の飲酒に注意

タバコは血流を悪くし、カルシウムの吸収を妨げます。
お酒については適量なら問題ないとされています。
ただし利尿作用があるため、体内に吸収されたカルシウムが必要な分まで
排泄される可能性があり、飲み過ぎには注意が必要です。
禁煙し、過度の飲酒を控えることが骨粗しょう症予防に効果的です。

こうした予防対策は、高齢者の方にとってももちろん大切ですが、
若いうちから意識しておくことで将来のリスクを少なくすることができます。
「まだ身長が縮むなんて年じゃない」という方も、ぜひ今のうちから
習慣にしておきましょう。