「カルシウム不足でイライラする」って本当?|健康コラム

「カルシウム不足でイライラする」って本当?


皆さんの身近にもいませんか? しょっちゅうイライラしていたり、怒りっぽい人。

もしかしたら皆さんご自身も、物事が思ったように進まない時などにイライラしてしまうことがあるかもしれませんね。

そんなイライラを抱えた人に対して、よく言われるのが、
「カルシウムが足りないんじゃない?」という言葉です。

カルシウム不足とイライラには関係があるのでしょうか?


すぐにイライラにつながることはないけれど……



確かに、カルシウムには脳神経の興奮を抑える作用があります。
血液中のカルシウム濃度が低下することによって脳神経が興奮して
イライラを感じる場合がないとは言えません。

でも、私たちの身体は、血液中のカルシウム濃度を常に一定に保つようにできています。
血液中のカルシウムが不足した時には、骨に蓄えられているカルシウムが
溶け出して不足分を補う仕組みになっているのです。

つまり、食べ物や飲み物からのカルシウム摂取が不足したとしても、
すぐに血液中のカルシウム濃度が低下するわけではないですし、
直接的にイライラにつながることもないと言えます。

とは言え、カルシウム摂取量が少なければ、結果的に骨に蓄えられている
カルシウムが減ってしまうので、カルシウムを多く含む食べ物や、カルシウムの吸収を
良くするために必要なビタミンDを含む食べ物を積極的に食べることは
やはり大切だと言えるでしょう。


イライラ解消に良い食べ物は?


では、イライラしてしまった時の解消に役立つ食べ物にはどんなものがあるのでしょうか。

イライラと深く関わりがあるものに、「セロトニン」があります。
セロトニンは脳内の神経伝達物質で、興奮を抑え精神のバランスを整える作用があるため、
「幸せホルモン」とも呼ばれます。
セロトニンが不足するとイライラしたりストレスを感じやすくなることがわかっています。

セロトニンの原料となる「トリプトファン」というアミノ酸は、
人間の身体の中では作られないため、食べ物から摂る必要があります。

トリプトファンは、乳製品や大豆製品、ナッツ類やアボカドに含まれています。
「最近イライラしがちだな」と感じている方は、こうした食品を積極的に食べてみては
いかがでしょうか。
これらの食品の多くからはカルシウムも摂ることができるので、長い目で見た時の
イライラ予防にもつながります。