早期対策が重要!関節痛のおこる原因と予防法|健康コラム

早期対策が重要!関節痛のおこる原因と予防法
たくさんある関節痛の原因

関節痛が起こる原因はたくさんあります。
スポーツなどで靭帯を傷めた時や、加齢による骨の劣化、痛風発作、感染症関節炎、インフルエンザなどの病気によるものなど色々ありますが、日本人に多く見られるのは「変形性関節症」「関節リウマチ」です。また、最近では中高年になってからスポーツを始める人に、過度の運動が原因による「関節障害」が増えています。
この3つはどれも同じように関節痛を伴いますが、それぞれ全く違う病気で対処の仕方も異なります

関節の老化『変形性関節症』

中高年の方で最も多い関節痛の原因が変形性関節症です。要治療者は700万人とも言われており、特に女性の方が目立ちます。変形性膝関節症の最大の原因は加齢に伴う関節軟骨の老化です。
私達の関節は軟骨がクッションの役割をしてスムーズに動くように出来ています。 その軟骨が加齢、過度の関節運動などによって徐々にもろくなり、磨り減ったり欠けたりして周囲に炎症を起こしてしまうのです。中でも普段全体重のほとんどを支えている膝に症状が表れやすく、放っておくと立ったり座ったりの動作で痛みを感じるようになってしまいます。
変形性関節症になりやすい人には、肥満・O脚・運動不足といった要素が挙げられます。また、過去に膝のケガをした人も変形性関節症になりやすいようです。

【変形性関節症の予防方法】
関節に負担がかかる動作を避け、同じ姿勢を続けないようにしましょう。関節は冷やすと周囲の筋肉や腱がこわばって固くなったり、血行が悪くなったりします。そうなると筋肉疲労がおこってしまうので、なるべく冷やさないようにし温めることを心がけましょう。 また、関節を動かさないでいると、周囲の筋肉が衰えて動きが悪くなり痛みを起こしやすくなります。日頃から適度な運動を心がけ、太ももや股関節などの膝周りの筋肉を鍛えるようにしましょう。簡単なストレッチや定期的な水中ウォーキングなど、肥満改善にもつながる有酸素運動がおすすめです。
軟骨のすり減り『関節障害』

中高年になってスポーツを始めた人は関節痛を起こす人が増えています。
年齢を重ねると関節の軟骨がすり減り、軽度の変形性関節症を起こしている事が少なくありません。その点を考慮せずに急に関節に負担のかかる運動をしてしまうのが関節障害の最大の原因です。
スポーツをするとき膝などには大きな力が加わります。いきなり走ったり跳んだりする事で膝に過度の負担がかかり軟骨が割れたり靭帯の断裂を引き起こす事もあります。
もしスポーツをしていて関節痛を感じたら、無理せず炎症を抑えるために数日は休んで様子を見るようにしましょう。
関節障害を予防するには、スポーツの前にしっかりと準備運動をすることが大切です。また、スポーツの際には「クッション性の高い靴を選ぶ」「ゆっくりとした動作から徐々にペースを上げる」「スポーツ後にはストレッチでしっかりクールダウンする」ようにしましょう
自己免疫疾患がもたらす『関節リウマチ』

関節リウマチも変形性関節症と並ぶ関節痛の2大原因のひとつです。
関節リウマチは免疫の異常により関節痛や腫れが生じ、それが続くと関節の変形をきたす病気です。
免疫は体内への細菌の侵入を防ぐ機能ですが、過剰に働くと私達自身の体の一部を攻撃してしまう事があります。これが免疫異常と呼ばれるもので、これが関節におこる症状が関節リウマチです。
そのままにしておくと日常生活に支障をきたすこともある病気ですので、早期発見と専門医による治療が重要になってきます。

注意すべき症状としては「理由の分からないだるさが残る」「手足の指にこわばりや痛みがある」「3箇所以上の関節膨張」といったものがあります。

関節リウマチの初期には関節の痛みや炎症、軽い貧血、血液の異常などが起こりますが、これらの症状は他の病気でもみられるため発病したばかりの時期に診断を行うのが難しい病気になっています。
朝起きた時に手足のこわばりや腫れを感じ、それが1時間以上続くようならば関節リウマチの可能性があります。自己判断で鎮痛剤や湿布薬で一時しのぎをすると悪化してしまう事もありますので早めに専門医に相談するようにしましょう。